李穆堂〜シリーズ陽明学19
2,563円(税233円)
現品限りの20冊限定!貴重な本物名著
石田和夫著
〈「シリーズ陽明学」刊行のことば〉
孔子・孟子が人間のあり方を説いた儒学は、宋代に一度、朱子が人間学として
再生させたものの、明末には再び文字章句の学問に堕落してしまった。
これを、王陽明は、我我の心には天より授かった良知があると叫んで、
人間の生き方とは何かを説き、自ら実践してみせたのが陽明学である。
今日は、政治も学問も芸術も、みな小さな小手先のものに終わって、肝腎な
人間のための政治であり学問であることを失いつつある。この世紀末的な風潮を
匡(ただ)す思想として、いま政財界を中心に内外の心ある人々は陽明学に注目してきた。
しかし、原文はあまりにも難しく、読むことさえも容易ではない。
ここに小社では陽明学に生きた日中の先人34名を拾い出して、その精髄を平易な
日本語に変えて人々に開放することにした。多忙な現代人にも本書の現代語訳と余説
だけは読んで頂きたい。
四千年来、人間の在り方を問いつめてきた儒学思想の一端なりとも、ここから
お汲み取り頂き、日常生活の一隅にでもそれを実践して頂けたら望外の幸せである。
◆以上の「シリーズ陽明学 刊行のことば」にもあるように、まさに今こそ必読!
易経の本物中の本物名著『易経講話』や、ドクスメ大人気の『言志四録 抄録』など、
タテ糸の本物名著を出版されている、東洋思想一筋の出版社、明徳出版社のシリーズ本
なので、内容は間違いありません!すでに20年以上前の本なので、在庫にも限りがあり、
シリーズ本は、各20冊ずつの冊数限定での販売になります。
陽明学を中心とした、気になる人物の語録や生涯などを、この機会に是非お読みください!
こちらは、「シリーズ陽明学」19の李穆堂の巻になります。
陽明学退勢の清初、ひとり心学を標榜して、権威化した朱子学を痛裂に批判し、
清朝思想界に生彩を放った真の鉄漢・李穆堂の文集から、致良知説を始め主論18篇を訳注・解説。
「明朝滅亡の一因とも目される過激な思想運動、いわゆる心学の横流なる現象を目のあたり
にしたためか、明に代わった清朝にあっては全般的に心学に対する警戒心が強い。
官学としての権威を笠に着て君臨する朱子学、実事求是を旗幟に勢力を伸長させる考証学
に押され、昔日の面影なしというのが、清朝における心学の大方の実態なのである。
ところが、こうした状況の中、ひとり心学を標榜して清朝思想界の一角に波紋を投じた清朝
には稀な心学者が存在した。それがここに採り挙げる李穆堂(り ぼくどう)なのである。
王陽明やその門下によって示された極度に昂揚した心学の姿に比べると、穆堂の心学は
たしかに精彩に欠けよう。しかし、一心の威力をたのみに、異族の独裁皇帝を向うにまわして
世直しに孤軍奮闘した穆堂の波乱の生きざまが低調をかこった清朝初期の思想界に異彩を
放っていることだけは疑いえない。―今日に至るまで思想家としての穆堂はほとんど黙殺
されたままなのである。清朝思想史のより十全な理解把握のためにも、肯定的であれ、
否定的であれ、心学者穆堂に対する正当な評価が下されなければならない。
本書がその呼び水になれば幸である。」まえがきより
<目次より>
・まえがき
・解説
・本文
一、 教えとは何か
二、 命とは何か
三、 学とは何か (上)
四、 学とは何か (下)
五、 心性について
六、 本心を発明することについて
七、 良知を致すことについて (上)
八、 良知を致すことについて (下)
九、 心体は善も無く悪も無いということについて
など
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石田和夫著
〈「シリーズ陽明学」刊行のことば〉
孔子・孟子が人間のあり方を説いた儒学は、宋代に一度、朱子が人間学として
再生させたものの、明末には再び文字章句の学問に堕落してしまった。
これを、王陽明は、我我の心には天より授かった良知があると叫んで、
人間の生き方とは何かを説き、自ら実践してみせたのが陽明学である。
今日は、政治も学問も芸術も、みな小さな小手先のものに終わって、肝腎な
人間のための政治であり学問であることを失いつつある。この世紀末的な風潮を
匡(ただ)す思想として、いま政財界を中心に内外の心ある人々は陽明学に注目してきた。
しかし、原文はあまりにも難しく、読むことさえも容易ではない。
ここに小社では陽明学に生きた日中の先人34名を拾い出して、その精髄を平易な
日本語に変えて人々に開放することにした。多忙な現代人にも本書の現代語訳と余説
だけは読んで頂きたい。
四千年来、人間の在り方を問いつめてきた儒学思想の一端なりとも、ここから
お汲み取り頂き、日常生活の一隅にでもそれを実践して頂けたら望外の幸せである。
◆以上の「シリーズ陽明学 刊行のことば」にもあるように、まさに今こそ必読!
易経の本物中の本物名著『易経講話』や、ドクスメ大人気の『言志四録 抄録』など、
タテ糸の本物名著を出版されている、東洋思想一筋の出版社、明徳出版社のシリーズ本
なので、内容は間違いありません!すでに20年以上前の本なので、在庫にも限りがあり、
シリーズ本は、各20冊ずつの冊数限定での販売になります。
陽明学を中心とした、気になる人物の語録や生涯などを、この機会に是非お読みください!
こちらは、「シリーズ陽明学」19の李穆堂の巻になります。
陽明学退勢の清初、ひとり心学を標榜して、権威化した朱子学を痛裂に批判し、
清朝思想界に生彩を放った真の鉄漢・李穆堂の文集から、致良知説を始め主論18篇を訳注・解説。
「明朝滅亡の一因とも目される過激な思想運動、いわゆる心学の横流なる現象を目のあたり
にしたためか、明に代わった清朝にあっては全般的に心学に対する警戒心が強い。
官学としての権威を笠に着て君臨する朱子学、実事求是を旗幟に勢力を伸長させる考証学
に押され、昔日の面影なしというのが、清朝における心学の大方の実態なのである。
ところが、こうした状況の中、ひとり心学を標榜して清朝思想界の一角に波紋を投じた清朝
には稀な心学者が存在した。それがここに採り挙げる李穆堂(り ぼくどう)なのである。
王陽明やその門下によって示された極度に昂揚した心学の姿に比べると、穆堂の心学は
たしかに精彩に欠けよう。しかし、一心の威力をたのみに、異族の独裁皇帝を向うにまわして
世直しに孤軍奮闘した穆堂の波乱の生きざまが低調をかこった清朝初期の思想界に異彩を
放っていることだけは疑いえない。―今日に至るまで思想家としての穆堂はほとんど黙殺
されたままなのである。清朝思想史のより十全な理解把握のためにも、肯定的であれ、
否定的であれ、心学者穆堂に対する正当な評価が下されなければならない。
本書がその呼び水になれば幸である。」まえがきより
<目次より>
・まえがき
・解説
・本文
一、 教えとは何か
二、 命とは何か
三、 学とは何か (上)
四、 学とは何か (下)
五、 心性について
六、 本心を発明することについて
七、 良知を致すことについて (上)
八、 良知を致すことについて (下)
九、 心体は善も無く悪も無いということについて
など