真宗とは何か
3,080円(税280円)
佐藤芳直先生が、今読んで欲しい名著!
親鸞の他力の浄土教について論じた大拙の英語論文の邦訳版。
鈴木大拙著、佐藤平顕明訳
「鈴木大拙は、禅の大家であり、その視点から
真宗を深く問い詰めた1冊です。」佐藤芳直
◆親鸞の他力の浄土教について論じた大拙の英文論文の邦訳版。
自らの力で悟りを求める自力教としての禅。仏の慈悲にすがって、
往生成仏を願う他力教としての浄土教。両者は、異なる方法で
成仏を実現する教えであった。
親鸞によって開顕された横超他力の浄土教は、凡夫が自らの分別を
放擲して仏の慈悲心に直接し、法そのものに包まれて生きる道を開く
ことで、本来の仏道としての今現在のさとりを実現したと説く。
【目次】
序文(佐藤平顕明)
1
禅と浄土ーー二種の仏教経験
一、信仰的仏教と思索的仏教
二、浄土門(他力)と聖道門(自力)
三、他力ーー阿弥陀仏による救済
四、自力ーー有限を超えて無限に
五、浄土の信の定型句としての念仏
六、思弁型の禅念仏
七、黙祷的タイプの念仏
八、本願への信の重要性
九、二元の世界を破る念仏
十、信仰タイプの禅タイプへの接近
真と禅ーーその対照
2
真宗とは何か
一、自己とは何かという問い
二、ミリンダ王の問い
三、絶対的自己との出会い
四、親さまに出会った才市
五、機法一体を具現する念仏
無限な光
一、アミターブハーー無限な光の仏
二、光と娑婆と地獄
三、娑婆世界の「光明」
四、阿弥陀とその本願
五、本願と自己
名 号
一、阿弥陀仏が自分の名を広めようとした意味
二、阿弥陀仏の名を聞いて無生法忍をさとる
三、名号の力学
四、阿弥陀仏の心と完全に一体化する信者の心
五、私たちと共にある阿弥陀仏
3
妙好人才市の研究
一、才市の宗教詩と内省的自己批判
二、「罪」意識の起源
三、才市の罪の概念
四、罪、個別的と集合的
五、才市と和解
妙好人
一、妙好人、浅原才市
二、才市の歌にみられる霊性的問いと答え
三、絶対的肯定と究極的実在の発見
4
英訳『教行信証』への序(未完)
一、阿弥陀仏と極楽浄土の建立
二、法蔵の菩薩性と本願の意味
三、阿弥陀仏の大慈悲による往還の円環運動
四、有限から無限に超える横超
五、阿弥陀仏と一体の凡夫の発見
六、本源的力から生じる阿弥陀仏の願
七、法蔵菩薩の四十八願
八、他力ーー絶対的受動性の真実
九、限りない無礙の光明としての浄土
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親鸞の他力の浄土教について論じた大拙の英語論文の邦訳版。
鈴木大拙著、佐藤平顕明訳
「鈴木大拙は、禅の大家であり、その視点から
真宗を深く問い詰めた1冊です。」佐藤芳直
◆親鸞の他力の浄土教について論じた大拙の英文論文の邦訳版。
自らの力で悟りを求める自力教としての禅。仏の慈悲にすがって、
往生成仏を願う他力教としての浄土教。両者は、異なる方法で
成仏を実現する教えであった。
親鸞によって開顕された横超他力の浄土教は、凡夫が自らの分別を
放擲して仏の慈悲心に直接し、法そのものに包まれて生きる道を開く
ことで、本来の仏道としての今現在のさとりを実現したと説く。
【目次】
序文(佐藤平顕明)
1
禅と浄土ーー二種の仏教経験
一、信仰的仏教と思索的仏教
二、浄土門(他力)と聖道門(自力)
三、他力ーー阿弥陀仏による救済
四、自力ーー有限を超えて無限に
五、浄土の信の定型句としての念仏
六、思弁型の禅念仏
七、黙祷的タイプの念仏
八、本願への信の重要性
九、二元の世界を破る念仏
十、信仰タイプの禅タイプへの接近
真と禅ーーその対照
2
真宗とは何か
一、自己とは何かという問い
二、ミリンダ王の問い
三、絶対的自己との出会い
四、親さまに出会った才市
五、機法一体を具現する念仏
無限な光
一、アミターブハーー無限な光の仏
二、光と娑婆と地獄
三、娑婆世界の「光明」
四、阿弥陀とその本願
五、本願と自己
名 号
一、阿弥陀仏が自分の名を広めようとした意味
二、阿弥陀仏の名を聞いて無生法忍をさとる
三、名号の力学
四、阿弥陀仏の心と完全に一体化する信者の心
五、私たちと共にある阿弥陀仏
3
妙好人才市の研究
一、才市の宗教詩と内省的自己批判
二、「罪」意識の起源
三、才市の罪の概念
四、罪、個別的と集合的
五、才市と和解
妙好人
一、妙好人、浅原才市
二、才市の歌にみられる霊性的問いと答え
三、絶対的肯定と究極的実在の発見
4
英訳『教行信証』への序(未完)
一、阿弥陀仏と極楽浄土の建立
二、法蔵の菩薩性と本願の意味
三、阿弥陀仏の大慈悲による往還の円環運動
四、有限から無限に超える横超
五、阿弥陀仏と一体の凡夫の発見
六、本源的力から生じる阿弥陀仏の願
七、法蔵菩薩の四十八願
八、他力ーー絶対的受動性の真実
九、限りない無礙の光明としての浄土