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福田恒存翻訳の シェイクスピア の名著『マクベス』
マクベス
440円(税40円)
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マクベス
440円(税40円)
福田恒存氏が翻訳の
シェイクスピア の名著『マクベス』


シェイクスピア著、福田恒存翻訳

◆ええい、星も光を消せ!この胸底の黒ずんだ野望を照らしてくれるな――。
「権力」という毒に溺れた男を描く、シェイクスピア4大悲劇の白眉!

かねてから、心の底では王位を望んでいたスコットランドの武将マクベスは、
荒野で出会った三人の魔女の奇怪な予言と激しく意志的な夫人の教唆により
野心を実行に移していく。王ダンカンを自分の城で暗殺し王位を奪った
マクベスは、その王位を失うことへの不安から次々と血に染まった手で
罪を重ねていく……。
シェイクスピア四大悲劇中でも最も密度の高い凝集力をもつ作品である。

目次
マクベス(Macbeth)
解題福田恆存
解説中村保男

本文より
マクベス夫人 ひそかにこの世の宝とお思いになり、それがほしくてたまらぬ方が、
われから御自分を臆病者と思いなし、魚は食いたい、脚は濡らしたくないの
猫そっくり、「やってのけるぞ」の口の下から「やっぱり、だめだ」の腰くだけ、
そうして一生をだらだらとお過しになるおつもり。
マクベス お願いだ、黙っていてくれ、男にふさわしいことなら、
何でもやってのけよう、それも度がすぎれば、もう男ではない、
人間ではない。
マクベス夫人 それなら、このたくらみをお打明けになったときは、
どんな獣に唆されたとおっしゃいます?大胆に打明けられた方こそ、
真の男、それ以上のことをやってのければ、ますます男らしゅうおなりのはず。
……(第一幕第七場)
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