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逆のものさし講の教科書
退歩を学べ
990円(税90円)
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退歩を学べ
990円(税90円)
退歩なくして進歩なし

森政弘著

先日NHKの特集番組をみていて びっくり仰天することがありました。 未来の為に、ロボット兵器を作っている。 そういうのです。 しかも、人間が操作するのではなく、 ロボットが自己判断で敵を攻撃できるとのこと。 「未来の為に」ってどこへ 向かっているのでしょう? ちょっと大袈裟かもしれませんが、 全世界の方にこちらの本をオススメしたいと、 強く思います。 以前『生くる』という本に書かれていた、 「便利を追えば、必ず不満ばかりが残る」 というお話しをしたと思いますが、 この本では、いわゆる私たちが”善”や”良”と 思っているすべての事柄は、 追えば追うほど、”悪”に転化していしまいます。
本文にこんなことが書かれていて、 目からウロコが落ちました。 「一番こわいのは、正義感である。たいてい正義感というものは 善だと思われているが、正義という観念は人間のアタマの構造 から生じたもので、無記(後で説明)なのである。 うまく使えば、平和が訪れるが、使い方を誤ったり、あるいは 正義感に固執すると、戦争という大変な悪に陥るのである。 異なったイデオロギーの衝突は、正義感がベースになっている ことがほとんどだ。 人類の頭脳構造から正義感というものを取り去ったら、戦いは かなり防ぐことができたはずだ。 機器のの手入れをしたことが、かえって壊すことになってしまったり、 健康を求めての運動が度を過ごして体を壊し、ひどい場合には 健康マラソンで心臓発作を起こして死にいたる例もある。 病を癒やすマッサージが、かえって筋肉を痛めることもある。 このように、善をしているのだと、いい気分でいるうちに、 悪をしでかしてしまっているというのでは、まことに困る。
私たちは高次元の【善】を目指すことが大切だ。 低次元の善に固執していると悪に陥る。これが本当の善のすすめ である。」 ここに出てくる「無記」という言葉は、 善悪という仏教でいう「色(しき)」をつけて、 判断しない考え方のことです。 この本では、この「無記」という言葉と、 「全機」という言葉がとっても肝なのですが、 ここで語ると野暮なので、本書をぜひ読んでみてください。(笑) 前書したように、未来の為に優秀な兵器を作るなんて、 たいへんバカげたことです。 しかし、これを笑ってもいられないことが、 様々のところで起きているような気がします。 環境や原発の問題、原発事故の解決、 教育やいじめ。そして、経済。 どれもが、多くの方がこの本に書かれてあることを 実感・実行をされたなら、 風邪気味の時の鼻水が、すーっとぬけて行くような、 心の快感が得られると思います。 こちらの森さんという方の著書を 続けざまに3冊オススメしておりますが、 どの本の知恵も、斬新で面白く実行的です。 たいした本に出会えた喜びに、いまわたくし浸っております。(笑)
本当の進化は、退歩も含んで 進むものなのです。さーて、この本で進化のロケットスタートしましょう!!
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