さみしい夜のページをめくれ
1,760円(税160円)
「本を選ぶことは、あしたの自分を選ぶこと」
読書がより深くなること間違いなし!の小説です。
古賀史健著、ならの絵
◆不確かな、広い世界との人間関係を築く本。
『嫌われる勇気』古賀史健氏が
はじめて13歳に向けて書き下ろした
小説『さみしい夜にはペンを持て』の第二弾。
今作のテーマは「読む」こと。
*****
主人公の、うみのなか中学校3年生タコジローは
今まさに、進路に迷っていた。
「どうして勉強しなきゃいけないの?」
「ほんとにこのバスでよかったのかな」
そんなとき、おまつりの帰りに、あやしいヒトデの占い師に出会う。
「そこに座りな。占いに来たんだろ?」
その屋台は、本の中のことばで、占ってくれる店だったーー。
・さみしさは分かち合うことができない
・どこで学ぶかよりも大切な「だれに学ぶか」
・ゲームと本はどこが違う?
・なぜ本の世界に入っていけないのか
・くらべクラゲとそれでクラゲ
・自分を耕すとは、どういうことか
・本を選ぶところから「ひとり」ははじまる
・ぼくたちはたくさんの「自分」を生きている
<あらすじ>
ぼくだってぼくを選びなおすことは、できるはずだー。
うみのなか中学校3年生のタコジローは、進路に悩んでいたある日、
ヒトデの占い師に呼び止められる。本棚から泳いでくる本。
まぶしく光ることば。仲間たちとの出会い。そして人生の転換点
となる、とある場所に連れて行かれた彼らはー。
真夜中の心に光が差し込む、読書潜水物語。
<目次より>
1章 信じられるおとなを探して/
2章 ぼくたちは本に映る自分を読んでいる/
3章 ひとりの夜に扉は開く/
4章 「くらべクラゲ」と「それでクラゲ」/
5章 本を選ぶことは、あしたの自分を選ぶこと/
6章 本棚のなかに描かれてゆくもの