鳩翁道話
1,870円(税170円)
成幸読書2024年7月号選定本にも決定!
石門心学の思想を物語で伝える、初の現代語訳版。
柴田鳩翁著、福井栄一訳
◎2024年7月の成幸読書にも決定しました!
◆成幸読書6月号の選定本『「縄文と神道」から読む日本精神史』
にも解説されていた、石田梅岩の弟子 柴田鳩翁氏が、庶民にも
石門心学の思想を伝えるために物語にした名著『鳩翁道話』
の初めての現代語訳版です。
君たちはどう生きるか。
江戸時代の町人哲学である心学は、それを問いかけ、
道を示してくれます。先導してくれるのは、卓抜な
話芸で聴衆を魅了した、
心学者・柴田鳩翁(1783年〜1839年)です。
心学とは何? 心学とは、仏教・神道・儒教を融合させ、
人の正しい道をわかりやすく説くものです。
江戸時代の中期から都市住民に広がり、やがて武士や
農民層へも浸透していきました。なかでも本書の
柴田鳩翁はわかりやすい言葉、たとえを駆使して
この説を広げてゆきました。
この本『鳩翁道話』は、鳩翁の口述録です。
ただ不思議なことに、現代語訳がほとんどなく、
まとまった形での現代語訳はこの拙稿が
本邦初のものとなります。
人生の悩みには、本書が一番の薬。
どうぞ安心してお読みください。
<目次より>
まえがき/
『鳩翁道話』
【壱乃上】京の蛙・大坂の蛙、そして栄螺(さざえ)どん/
【壱乃下】ばば様の最初で最後のお願い/
【貮之上】心の在り方を省みれば/
【貮之下】真っ直ぐな心を持て/
【参之上】心が主人となり、身を家来としてつかう/
【参之下】我が身ばかりを愛していると、いつしか身を滅し家を亡ぼす『続 鳩翁道話』
【壱之上】徳について/
【壱之下】本心を磨くべし/
【貮之上】心の洗濯をこころがけよ/
【貮之下】心の関守(せきもり)/
【参之上】赤子の心を失わぬよう/
【参之下】我なしで務める道/あとがき