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『具体と抽象』シリーズ最新刊!
有と無 ―見え方の違いで対立する二つの世界観
1,980円(税180円)
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有と無 ―見え方の違いで対立する二つの世界観
1,980円(税180円)
『具体と抽象』シリーズ最新刊!


細谷功著

◆『具体と抽象』から10年。
満を持して、シリーズ第4弾!

「ある型」の思考回路は、「あるもの」に目を向ける。
「ない型」の思考回路は、「ないもの」も視野に入れる。
その両者の圧倒的ギャップが世の中を動かしている。
そのメカニズムとは?

私たちの「ものの見方」には、突き詰めれば大きく二つのタイプ、
すなわち「ある型」思考と「ない型」思考がある。この両者間の
「ギャップや認知の歪み」が世界を動かしている……と
著者は説きます。

本書では、「世の中そう簡単に二択で表現できるものではない」
という疑問にも丁寧に答えながら、「二つの思考回路」が
織りなすギャップや衝突のメカニズムをひも解きます。
そこからは、私たちが世の中の事象に対して抱くモヤモヤ感を
晴らすヒントが見えてきます。


一体これは何の本なのでしょうか?

一言で表現すれば、「ものの見方の一つを提供する」ための本です。
「無限」は多くの数学者が敬遠して解明が進みませんでした。
また「ある」を表現する自然数(1、2、3……)に比較して、
「ない」を表現する0は圧倒的にその「発見」が遅れました。
扱うのがきわめて難しいのが「ない」の世界です。

本書でいう「ない型」の思考回路は「自らを客観視する」
メタ認知の産物であり、これは意識の問題とも関連して
AIがいまだに持てない感覚です。
これをどう克服するかがAI進化の一つの分水嶺となることは
間違いありません。

読み方次第では、何の役にも立たないものにもなれば、
ありとあらゆるものに役に立つものにもなりえるのが本書です。
―本文より

【目次より】
序 章 歪みとギャップが世の中を動かしている
第1章 「答えがある」と「答えがない」:
無意識のうちに幻想を抱いていないか
第2章 問題解決と問題発見:
「見えている」問題に気をとられていないか
第3章 カイゼンとイノベーション:「比較表」的世界観の限界
第4章 レッドオーシャンとブルーオーシャン:壮絶な「シェア争い」のなぜ
第5章 具体と抽象:知的能力が厄介な副産物を生む
第6章 魚と釣り方:二重のジレンマが二極化を招く
第7章 自分と他人:意識されていない非対称性
第8章 「同じ」と「違う」:なぜ「同じ」に吸い寄せられるのか
第9章 安定と変化:目を向けにくい「無限の可能性」
第10章 守りと攻め:完璧に守るか、失敗覚悟で数を打つか
第11章 受動と能動:「きっかけ」がなくても動けるか
第12章 ツッコミとボケ:自らの賢さを誇示してしまうメカニズム
第13章 常識と非常識:所詮それは仮初のもの
第14章 内と外:「中立的な立場」は可能か
第15章 閉と開:セクショナリズムは悪か
第16章 部分と全体:「ほんの一部分」であることに気づくことの難しさ
第17章 既知と未知:「わかっていない」から「自分は正しい」と考えられる
終 章 「無の境地」とは何か
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