本売る日々
1,870円(税170円)
佐藤芳直先生が、今読んで欲しい名著!
江戸期の変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する
本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。
青山文平著
「江戸時代の庶民の生き方、考え方は
どのような学びで作られたのか、
時にハタと膝を打つ!そんな1冊です」佐藤芳直
◆時は文政5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ
行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。
上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの
年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやって
ほしいと言われたので画譜――
絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、
目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、
彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な
代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。
江戸期の富の源泉は農にあり――。
江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は
名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。
その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する
本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。
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江戸期の変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する
本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。
青山文平著
「江戸時代の庶民の生き方、考え方は
どのような学びで作られたのか、
時にハタと膝を打つ!そんな1冊です」佐藤芳直
◆時は文政5(1822)年。本屋の“私”は月に1回、城下の店から在へ
行商に出て、20余りの村の寺や手習所、名主の家を回る。
上得意のひとり、小曾根村の名主・惣兵衛は近ごろ孫ほどの
年齢の少女を後添えにもらったという。妻に何か見せてやって
ほしいと言われたので画譜――
絵画の教本で、絵画を多数収録している――を披露するが、
目を離したすきに2冊の画譜が無くなっていた。間違いなく、
彼女が盗み取ったに違いない。当惑する私に、惣兵衛は法外な
代金を払って買い取ろうとし、妻への想いを語るが……。
江戸期の富の源泉は農にあり――。
江戸期のあらゆる変化は村に根ざしており、変化の担い手は
名主を筆頭とした在の人びとである、と考える著者。
その変化の担い手たちの生活、人生を、本を行商する
本屋を語り部にすることで生き生きと伝える“青山流時代小説”。