東京都江戸川区の篠崎にある熱い篤い本屋です!
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「お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしようーー。」
本を守ろうとする猫の話
715円(税65円)
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本を守ろうとする猫の話
715円(税65円)
「お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしようーー。」

◆「お前は、ただの物知りになりたいのか?」

夏木林太郎は、一介の高校生である。幼い頃に両親が離婚し、
さらには母が若くして他界したため、小学校に上がる頃には
祖父の家に引き取られた。以後はずっと祖父との二人暮らしだ。

祖父は町の片隅で「夏木書店」という小さな古書店を営んでいる。
その祖父が突然亡くなった。面識のなかった叔母に引き取られる
ことになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉
を話すトラネコと出会う。
トラネコは、本を守るために林太郎の力を借りたいのだという。

お金の話はやめて、今日読んだ本の話をしようーー。

感涙の大ベストセラー『神様のカルテ』著者が贈る、
21世紀版『銀河鉄道の夜』!

「おじいさんは、ここですばらしい古書店を開いている。
魅力ある書物をひとりでも多くの人に届けるためにな。
そうすることで歪んだものが少しずつでも真っ当な姿に戻るのだ
という信念がある。それがすなわち、おじいさんが選んだ新しいやり方だ。
華々しい道のりではないが、おじいさんらしい気概にあふれた
選択ではないかね」--本文より
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