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【先行入荷中】2021年10月の成幸読書に決定!清水店長大絶賛の1冊
思いがけず利他
1,760円(税160円)
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思いがけず利他
1,760円(税160円)
【2021年10月の成幸読書に決定!清水店長大絶賛の1冊】

中島岳志著

現在、先行入荷中。
※インターネット書店の発売日は、10月25日頃。

当店大人気!
ミシマ社さんの最新刊で、『料理と利他』の著者で
中島岳志氏の最新刊でもある利他論の決定版!

落語論や親鸞の思想を駆使しながら、「利他」の本質に
迫った名著で、あまりの面白さに、11月の成幸読書にも
決定しました。

◆It's automatic!?

誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。

東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!
今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。

自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。

**
偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、
「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より

本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、
古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、
九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは
利他的なことを行うことができません」
「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」
——本文より

意思や利害計算や合理性の「そと」で、
私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?

<目次より>
はじめに
第一章 業の力——It’s automatic
第二章 やって来る——与格の構造
第三章 受け取ること
第四章 偶然と運命
おわりに
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