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「これが全て作り話だと言い切れるだろうかー」うわさ話から起こる悲劇をイソップ童話風に描いた絵本です。
二番目の悪者
1,980円(税180円)
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二番目の悪者
1,980円(税180円)
☆難しい本に疲れたらちょっと絵本で「はしやすめ」を

今ではもう、だいぶ昔のこと。
黄金に輝くたてがみを持つ お金持ちのライオンがいました。
ライオンは「私こそ天に選ばれし者なのだ」と胸を張ります。
そしてある日 年老いた王様が、次の王様を国民で決めるようにとおふれを出しました。
自分こそ王様にふさわしいと思っていた、金のライオン。
ところが町では、心優しい銀のライオンが人気でした。
それを知った金のライオンは、銀のライオンの悪い噂を流しました。
初めは誰もそんな噂を信じませんでしたが…

「これが全て作り話だと言い切れるだろうかー」
と最初に書かれています。
この言葉通り、現実にありそうなことだと思います。
そこに悪意はなくとも、悪い噂を信じて、広めてしまうことがあります。
特にネット社会では起きがちです。
前にも 煽り運転の同乗者に間違われた女性が、叩かれて話題になりました。
知らないうちに被害者になっていたり、善意のつもりでも加害者になってしまいます。
とくに殺伐としたコロナ禍の今、いつ誰が被害者や加害者になるかわかりません。

タイトルの「二番目の悪者」ですが、二番目に悪いのは誰なのか?!
普通なら一番悪いのは私利私欲のために嘘をついた金のライオンで、
二番目が真実を確かめずに噂を広めてしまった他の動物たちです。
でも もしかすると逆なのかもしれません。
他の動物たちが真実を確かめていれば、結果は違っていたかもしれませんから。
そう考えると一番悪いのが他の動物たちで、二番目が・・・

この絵本では、真実を自分の目で確かめることの大切さが伝わってきます。
そうしないと この絵本の国民のように、自分で自分の首を絞めることになりかねません。
まさに「後悔先に立たず」、「百聞は一見に如かず」です。
この絵本の国民のようにならないためにも、真実を見極める目と心を養うことが大切です。

イソップ童話風のこの絵本は大人向けに書かれたものですが、
子供たちにも是非読んでもらいたい絵本です。

大型版(B5変形)
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