ミシマ社の雑誌 「ちゃぶ台 」 vol.7 ふれる、もれる、すくわれる
1,870円(税170円)
ミシマ社の雑誌「ちゃぶ台」最新刊のvol.7!
読書のすすめでも大人気!
「原点回帰の出版社」ミシマ社さんから発行されている、最初から最後まで読みたくなる、
雑誌を越えた雑誌「ちゃぶ台」最新のvol.7が、半年ぶりに発売です!
◎ちゃぶ台とは?
「何を載せてもいい。誰と食べてもいい。食卓にもなれば、談話の場にもなる。
それを囲むだけで、ふしぎと緩やかなつながりが生まれる。ときには囲む必要さえない。
ただそこにあるだけで、場が和んだり、無用な対立を解消する。
ちゃぶ台という物体が、期せずして、そんなさまざまな機能をあわせもつように、
本誌もまた、年齢、性別、属性といった記号を越えて、あらゆる世代のあらゆる生活者
に届く雑誌でありたいです。
「自分たちの生活 自分たちの時代を 自分たちの手でつくる」。
創刊以来、その手がかかりを、「移住」「会社」「地元」「発酵」「アナキズム」など
さまざまな切り口から探ってきました。
六号目となる本号より、「生活者のための総合雑誌」をあらためて掲げ、デザインも
リニューアルしました。日々の生活のちょっとした支えに、楽しみに、そして柔らかな
強さに――。そうした思いをこめて、半年に一度、発刊してまいります。」
ちゃぶ台編集部より
◆今回の特集は「ふれる、もれる、すくわれる」です。
前号よりリニューアルした雑誌『ちゃぶ台』。
「生活者のための総合雑誌」として、今号も「おもしろい」が詰まっています!
*7号特集「ふれる、もれる、すくわれる」に寄せて
本号を構想しはじめた当時、「お金を分解する」を特集テーマに掲げた。
ものづくりを生業とする以上、お金の壁に直面しない日はないと言っていいだろう。
最高のものをつくりたい。そのためには当然コストがかかる。理想をすべて実現していけば、
価格に反映せざるをえない。つまり高くなる。すると、届かない(売れない)可能性が高まる。
逆に、安さを優先すれば何かを落とさざるをえない。ものづくりは、最高と最適の均衡点を
見つける葛藤の連続。たしかにそうだが、そもそも、「最適」価格は固定されたものなのか?
とすれば、どうしても条件が不利な後発組は苦しいまま。定価の抑制は、自分たちの利益を
削る形でしか成り立たなくなる。一方、生活者としては限られたなかでやりくりするほかない。
視線を外に向ければ、コロナ禍で身体をはって働いておられるエッセンシャルワーカーの方々
へのあまりに低い待遇……。な、なんだ、この不均衡? 一度、お金そのものを分解しないこと
には「現代の均衡」へと進めないのではないか。
そして、お金を分解し、生活者としての息苦しさから解放されるためにも、まずは
「ふれる・もれる」社会の再構築が欠かせない、そう思うに至った。
コロナ下、他者との「ふれる」は禁じられ、ルールから「もれる」ことは許されず、「すくい」
のない世になりつつある。政治に目を向けようものなら、絶望ばかり。コロナ以前とは違う
「ふれる」「もれる」をつくり直すこと。
その先に初めて「救われる」が待っているのではないか。そんな思いとともに本号を
企画しました。
今、集まってきた原稿をじっくりと読み、眺め、そうした救いの可能性を見事に「掬って」
くれたと感じています。ふれる、もれる、そしてときには、闇に心が「巣くわれる」。
その巣くいにまたふれ、そこから何かがもれ、もれたものを掬い、救われる。本号が
そうした循環を生むものであることを願ってやみません。」 編集長 三島邦弘氏
*目次(一部)
・藤原辰史・伊藤亜紗(対談)「ふれる、もれる」社会をどうつくる?
・タルマーリー(インタビュー)「お金を分解する」
・中村明珍・宮田正樹(対談)「喜びは収穫だけじゃない」
・土井善晴(随筆)「料理しないという提案」
・尾崎世界観(小説)「びいと」
・津村記久子(エッセイ)「『やらない』の立場と役割」
・村上慧(インタビュー)「他人の生活は、つまり自分の生活であって、」
・松村圭一郎(連載)「市場から自由と平等を考える(はじめてのアナキズム3)」
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読書のすすめでも大人気!
「原点回帰の出版社」ミシマ社さんから発行されている、最初から最後まで読みたくなる、
雑誌を越えた雑誌「ちゃぶ台」最新のvol.7が、半年ぶりに発売です!
◎ちゃぶ台とは?
「何を載せてもいい。誰と食べてもいい。食卓にもなれば、談話の場にもなる。
それを囲むだけで、ふしぎと緩やかなつながりが生まれる。ときには囲む必要さえない。
ただそこにあるだけで、場が和んだり、無用な対立を解消する。
ちゃぶ台という物体が、期せずして、そんなさまざまな機能をあわせもつように、
本誌もまた、年齢、性別、属性といった記号を越えて、あらゆる世代のあらゆる生活者
に届く雑誌でありたいです。
「自分たちの生活 自分たちの時代を 自分たちの手でつくる」。
創刊以来、その手がかかりを、「移住」「会社」「地元」「発酵」「アナキズム」など
さまざまな切り口から探ってきました。
六号目となる本号より、「生活者のための総合雑誌」をあらためて掲げ、デザインも
リニューアルしました。日々の生活のちょっとした支えに、楽しみに、そして柔らかな
強さに――。そうした思いをこめて、半年に一度、発刊してまいります。」
ちゃぶ台編集部より
◆今回の特集は「ふれる、もれる、すくわれる」です。
前号よりリニューアルした雑誌『ちゃぶ台』。
「生活者のための総合雑誌」として、今号も「おもしろい」が詰まっています!
*7号特集「ふれる、もれる、すくわれる」に寄せて
本号を構想しはじめた当時、「お金を分解する」を特集テーマに掲げた。
ものづくりを生業とする以上、お金の壁に直面しない日はないと言っていいだろう。
最高のものをつくりたい。そのためには当然コストがかかる。理想をすべて実現していけば、
価格に反映せざるをえない。つまり高くなる。すると、届かない(売れない)可能性が高まる。
逆に、安さを優先すれば何かを落とさざるをえない。ものづくりは、最高と最適の均衡点を
見つける葛藤の連続。たしかにそうだが、そもそも、「最適」価格は固定されたものなのか?
とすれば、どうしても条件が不利な後発組は苦しいまま。定価の抑制は、自分たちの利益を
削る形でしか成り立たなくなる。一方、生活者としては限られたなかでやりくりするほかない。
視線を外に向ければ、コロナ禍で身体をはって働いておられるエッセンシャルワーカーの方々
へのあまりに低い待遇……。な、なんだ、この不均衡? 一度、お金そのものを分解しないこと
には「現代の均衡」へと進めないのではないか。
そして、お金を分解し、生活者としての息苦しさから解放されるためにも、まずは
「ふれる・もれる」社会の再構築が欠かせない、そう思うに至った。
コロナ下、他者との「ふれる」は禁じられ、ルールから「もれる」ことは許されず、「すくい」
のない世になりつつある。政治に目を向けようものなら、絶望ばかり。コロナ以前とは違う
「ふれる」「もれる」をつくり直すこと。
その先に初めて「救われる」が待っているのではないか。そんな思いとともに本号を
企画しました。
今、集まってきた原稿をじっくりと読み、眺め、そうした救いの可能性を見事に「掬って」
くれたと感じています。ふれる、もれる、そしてときには、闇に心が「巣くわれる」。
その巣くいにまたふれ、そこから何かがもれ、もれたものを掬い、救われる。本号が
そうした循環を生むものであることを願ってやみません。」 編集長 三島邦弘氏
*目次(一部)
・藤原辰史・伊藤亜紗(対談)「ふれる、もれる」社会をどうつくる?
・タルマーリー(インタビュー)「お金を分解する」
・中村明珍・宮田正樹(対談)「喜びは収穫だけじゃない」
・土井善晴(随筆)「料理しないという提案」
・尾崎世界観(小説)「びいと」
・津村記久子(エッセイ)「『やらない』の立場と役割」
・村上慧(インタビュー)「他人の生活は、つまり自分の生活であって、」
・松村圭一郎(連載)「市場から自由と平等を考える(はじめてのアナキズム3)」