吉田松陰〜シリーズ陽明学32
2,750円(税250円)
貴重な本物名著
倉田信靖著
〈「シリーズ陽明学」刊行のことば〉
孔子・孟子が人間のあり方を説いた儒学は、宋代に一度、朱子が人間学として
再生させたものの、明末には再び文字章句の学問に堕落してしまった。
これを、王陽明は、我我の心には天より授かった良知があると叫んで、
人間の生き方とは何かを説き、自ら実践してみせたのが陽明学である。
今日は、政治も学問も芸術も、みな小さな小手先のものに終わって、肝腎な
人間のための政治であり学問であることを失いつつある。この世紀末的な風潮を
匡(ただ)す思想として、いま政財界を中心に内外の心ある人々は陽明学に注目してきた。
しかし、原文はあまりにも難しく、読むことさえも容易ではない。
ここに小社では陽明学に生きた日中の先人34名を拾い出して、その精髄を平易な
日本語に変えて人々に開放することにした。多忙な現代人にも本書の現代語訳と余説
だけは読んで頂きたい。
四千年来、人間の在り方を問いつめてきた儒学思想の一端なりとも、ここから
お汲み取り頂き、日常生活の一隅にでもそれを実践して頂けたら望外の幸せである。
◆以上の「シリーズ陽明学 刊行のことば」にもあるように、まさに今こそ必読!
易経の本物中の本物名著『易経講話』や、ドクスメ大人気の『言志四録 抄録』など、
タテ糸の本物名著を出版されている、東洋思想一筋の出版社、明徳出版社のシリーズ本
なので、内容は間違いありません!すでに20年以上前の本なので、在庫にも限りがあり、
シリーズ本は、各20冊ずつの冊数限定での販売になります。
こちらは、「シリーズ陽明学」32の吉田松陰の巻になります。
「天の茫々(ぼうぼう)たる、一理ありて存し、父子祖孫の綿々たる、一気ありて
属(つづ)く。人の生まるるや、斯の理を資(と)りて以て心と為し、斯の気を
(う)けて以て体と為す。体は私なり、心は公なり。」(「七生説」)
吉田松陰の憂国の思想と行動を支えた精神哲学を象徴する言葉である。
わが国が近世から現代に移行したとき、吉田松陰の功業を除いて、日本の歴史を語ることは
出来ない。激動の同じ時代を華々しく生きた人々にあって、松陰の生涯には、かならずしも
そのような華麗さはない。しかし、吉田松陰の尊皇と精神不朽の思想は、時空を超えて
途絶えることはない。本書は、吉田松陰の生涯を通じて、重要不可欠と思われる論説文と
漢詩を厳選し、平易な口語訳に改めた。松陰について一概に論じることは容易ではない。
うかつな評価よりも、本書によって、松陰の憂国と真情の発露を直接読んで戴きたいと思う。」
まえがきより
<目次より>
解説(吉田松陰の生涯/家系/収録漢詩文解説/参考文献)/本文(寡欲録(松陰十八歳時)
/二十一回未焚稿(松陰二十五歳時)/幽囚録(松陰二十五歳時)
/士規七則(松陰二十六歳時) ほか)
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倉田信靖著
〈「シリーズ陽明学」刊行のことば〉
孔子・孟子が人間のあり方を説いた儒学は、宋代に一度、朱子が人間学として
再生させたものの、明末には再び文字章句の学問に堕落してしまった。
これを、王陽明は、我我の心には天より授かった良知があると叫んで、
人間の生き方とは何かを説き、自ら実践してみせたのが陽明学である。
今日は、政治も学問も芸術も、みな小さな小手先のものに終わって、肝腎な
人間のための政治であり学問であることを失いつつある。この世紀末的な風潮を
匡(ただ)す思想として、いま政財界を中心に内外の心ある人々は陽明学に注目してきた。
しかし、原文はあまりにも難しく、読むことさえも容易ではない。
ここに小社では陽明学に生きた日中の先人34名を拾い出して、その精髄を平易な
日本語に変えて人々に開放することにした。多忙な現代人にも本書の現代語訳と余説
だけは読んで頂きたい。
四千年来、人間の在り方を問いつめてきた儒学思想の一端なりとも、ここから
お汲み取り頂き、日常生活の一隅にでもそれを実践して頂けたら望外の幸せである。
◆以上の「シリーズ陽明学 刊行のことば」にもあるように、まさに今こそ必読!
易経の本物中の本物名著『易経講話』や、ドクスメ大人気の『言志四録 抄録』など、
タテ糸の本物名著を出版されている、東洋思想一筋の出版社、明徳出版社のシリーズ本
なので、内容は間違いありません!すでに20年以上前の本なので、在庫にも限りがあり、
シリーズ本は、各20冊ずつの冊数限定での販売になります。
こちらは、「シリーズ陽明学」32の吉田松陰の巻になります。
「天の茫々(ぼうぼう)たる、一理ありて存し、父子祖孫の綿々たる、一気ありて
属(つづ)く。人の生まるるや、斯の理を資(と)りて以て心と為し、斯の気を
(う)けて以て体と為す。体は私なり、心は公なり。」(「七生説」)
吉田松陰の憂国の思想と行動を支えた精神哲学を象徴する言葉である。
わが国が近世から現代に移行したとき、吉田松陰の功業を除いて、日本の歴史を語ることは
出来ない。激動の同じ時代を華々しく生きた人々にあって、松陰の生涯には、かならずしも
そのような華麗さはない。しかし、吉田松陰の尊皇と精神不朽の思想は、時空を超えて
途絶えることはない。本書は、吉田松陰の生涯を通じて、重要不可欠と思われる論説文と
漢詩を厳選し、平易な口語訳に改めた。松陰について一概に論じることは容易ではない。
うかつな評価よりも、本書によって、松陰の憂国と真情の発露を直接読んで戴きたいと思う。」
まえがきより
<目次より>
解説(吉田松陰の生涯/家系/収録漢詩文解説/参考文献)/本文(寡欲録(松陰十八歳時)
/二十一回未焚稿(松陰二十五歳時)/幽囚録(松陰二十五歳時)
/士規七則(松陰二十六歳時) ほか)