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【限定20冊】東洋思想一筋!明徳出版社さんの「シリーズ陽明学」
李二曲〜シリーズ陽明学18
2,456円(税223円)
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李二曲〜シリーズ陽明学18
2,456円(税223円)
現品限りの20冊限定!貴重な本物名著

荒木見悟著

〈「シリーズ陽明学」刊行のことば〉
孔子・孟子が人間のあり方を説いた儒学は、宋代に一度、朱子が人間学として
再生させたものの、明末には再び文字章句の学問に堕落してしまった。
これを、王陽明は、我我の心には天より授かった良知があると叫んで、
人間の生き方とは何かを説き、自ら実践してみせたのが陽明学である。
 今日は、政治も学問も芸術も、みな小さな小手先のものに終わって、肝腎な
人間のための政治であり学問であることを失いつつある。この世紀末的な風潮を
匡(ただ)す思想として、いま政財界を中心に内外の心ある人々は陽明学に注目してきた。
しかし、原文はあまりにも難しく、読むことさえも容易ではない。
 ここに小社では陽明学に生きた日中の先人34名を拾い出して、その精髄を平易な
日本語に変えて人々に開放することにした。多忙な現代人にも本書の現代語訳と余説
だけは読んで頂きたい。
四千年来、人間の在り方を問いつめてきた儒学思想の一端なりとも、ここから
お汲み取り頂き、日常生活の一隅にでもそれを実践して頂けたら望外の幸せである。

◆以上の「シリーズ陽明学 刊行のことば」にもあるように、まさに今こそ必読!
易経の本物中の本物名著『易経講話』や、ドクスメ大人気の『言志四録 抄録』など、
タテ糸の本物名著を出版されている、東洋思想一筋の出版社、明徳出版社のシリーズ本
なので、内容は間違いありません!すでに20年以上前の本なので、在庫にも限りがあり、
シリーズ本は、各20冊ずつの冊数限定での販売になります。

陽明学を中心とした、気になる人物の語録や生涯などを、この機会に是非お読みください!

こちらは、「シリーズ陽明学」18の李二曲の巻になります。

「李二曲は、明清鼎革期にあたり、赤貧洗うがごとき中に、徹底して在野の道を
歩んだ思想家である。―中略―
 彼が実践工夫の起点としているのは、「悔過自新」(過ちを悔いて自己を改造する)
ということであり、それを行うためには「静坐観心」を入手としていることである。
これによって「明体」が確立し、「明体」が確立すれば、真に民生を安定させるための
「適用」が生まれて来るというのである。激しい動乱の中をさ迷いながら、彼は社会
のみにくさを見、人間の背徳に接し、その変動のぎりぎりの根因を、人心の中奥に
巣くう欺瞞・私欲・無反省に見出し、この洗浄払拭によって正しい治道も開けて来る
と確信しているのである。
 二曲の思想は、外観は朱子学と陽明学とを折衷したかのごとき感を与えるが、それは
彼の深刻な内省と体験から、己が主体を確立し、世風を変改すべき願望のもとに、自由
に摂取し溶解されたものであって、既成の教学には全く縛られていない。だから、門戸
の見にとらわれたものから見れば、それは全く得体の知れぬ、「儒でもなく、仏でもなく、
老でもなく、ふき出さずにはいられぬしろもの」であった。しかし他方では、「刻苦精励、
貧に甘んじて道を楽しみ、親を養い後学に教え、軽々しく贈り物を受けとらず、独を
つつしんでいる。この影響を受けて後世感奮興起するものがあるだろう。」とまで高く
評価する声もあったのである。−中略―
 その行学一体の清潔な生涯には、強く人の胸を打つものがあったのである。それは、
今日『二曲集』を手にするものも、共感せざるを得ぬ一点であるだろう。」まえがきより

家貧しくして孝子いずとはこの人のことかと思うような庶民的な思想家李二曲の実学の思想を、
自らの主張を述べた 「悔過自新説」 や語録、問答、書簡等で紹介した実際の用に適うための
経世学!

<目次より>
一、 悔過自新説(一部)
・学問の根源は悔過自新にある
・悔過自新は最も簡要な方法である
・悔過自新は実践のかなめ
・いくら堕落しても本性は失われない
・人間と禽獣の区別は一瞬の決断に係る
・福徳は悔過自新の招くもの
・本性を新たにするとはもとに復ること
・悔過自新は徹底的であれ
二、 学髄
・霊妙な根源者の実在
・善念に執着してはならぬ
・静は動の本である
・静坐は聖人への近道
三、 常州府武進県両庠彙語
・学問は己れの修養のためにするもの
・敬の重要性
・学問は卑近な所から着手せよ
・一身が正されれば万物が正される
・学問に着手するのに一定の方法はない
・不言実行
・主静とは万物の主となることである
・儒仏道の三教は同にして異なるもの
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