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【限定20冊】東洋思想一筋!明徳出版社さんの「シリーズ陽明学」
林良斎〜シリーズ陽明学27
2,750円(税250円)
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林良斎〜シリーズ陽明学27
2,750円(税250円)
現品限りの20冊限定!貴重な本物名著

松崎 賜著

〈「シリーズ陽明学」刊行のことば〉
孔子・孟子が人間のあり方を説いた儒学は、宋代に一度、朱子が人間学として
再生させたものの、明末には再び文字章句の学問に堕落してしまった。
これを、王陽明は、我我の心には天より授かった良知があると叫んで、
人間の生き方とは何かを説き、自ら実践してみせたのが陽明学である。
 今日は、政治も学問も芸術も、みな小さな小手先のものに終わって、肝腎な
人間のための政治であり学問であることを失いつつある。この世紀末的な風潮を
匡(ただ)す思想として、いま政財界を中心に内外の心ある人々は陽明学に注目してきた。
しかし、原文はあまりにも難しく、読むことさえも容易ではない。
 ここに小社では陽明学に生きた日中の先人34名を拾い出して、その精髄を平易な
日本語に変えて人々に開放することにした。多忙な現代人にも本書の現代語訳と余説
だけは読んで頂きたい。
四千年来、人間の在り方を問いつめてきた儒学思想の一端なりとも、ここから
お汲み取り頂き、日常生活の一隅にでもそれを実践して頂けたら望外の幸せである。

◆以上の「シリーズ陽明学 刊行のことば」にもあるように、まさに今こそ必読!
易経の本物中の本物名著『易経講話』や、ドクスメ大人気の『言志四録 抄録』など、
タテ糸の本物名著を出版されている、東洋思想一筋の出版社、明徳出版社のシリーズ本
なので、内容は間違いありません!すでに20年以上前の本なので、在庫にも限りがあり、
シリーズ本は、各20冊ずつの冊数限定での販売になります。

陽明学を中心とした、気になる人物の語録や生涯などを、この機会に是非お読みください!

こちらは、「シリーズ陽明学」27の林良斎の巻になります。

大塩中斎に師事したが、師の過激な性格とは逆にひたすら自己の学問の完成と心の修養を希求した良斎が、千古の心友・池田草庵に宛てて胸中の思いを語った書簡を訳注して、その精一な思想を紹介。

「この現代社会に、いまさら何を好んで儒教とか、修養などと、むしろ否定してもよいはず
の過去の遺物を掘りかえす必要があるのか。それらは封建的で人間を抑圧し、時の流れに
逆行するものではないのか。しかしここで、ひとたび先入観を捨てて、その遺物にまともに
向かいあってみよう。すると、実は、人生の基盤となるべき多くの事柄を、遺物はいつの時代
にも、ひそやかに人に語りついできていることを知るのである。
 幕末の儒学者には、当時の日本が幕藩体制であり、幕府の御用学問が朱子学であったなどの
外的な事情によるのではなく、ただ自らの生き方と学問を直結させようとのみ苦心して、
儒学にとりくんだ人々がいた。その要求に応ずるものとして、ある人々は陽明学、また
中国明末の儒学を受容した。一方で彼らは、陽明学と決めたら今度は、やれ陽明学だ陽明学
だと、見いだされた学問に入れこむあまり、かたくなにそれをとりまもるわけではなく、
論語に言う己れのためにする学、自らすすんで修養し、自らを豊かにするための学問で
あるならば、それが儒学の門であれ、心の糧として吸収しつつ、とにかくひたすら研鑽を積んだ。
その一人が、これから紹介する林良斎である。本書には、良斎の無二の友となった池田草庵
との間に交わされた和文の往復書簡のうち、良斎の文をすべて訳出してある。漢文として
表現された良斎の文章もすばらしいものではある。しかし、和文の書簡からは、真の友人
同志ならではの濃やかな交情、日常の修養の微妙なる点についての悩み、苦しみ、その果て
にあらわれるところの、学ぶこと本来の愉快の世界など、いわば良斎の息づかいのような
ものが如実に感じとれる。漢文は、風格ある表現で良斎の規模の大きさを今に伝える。
和文の書簡は、生きた学問の、赤裸々な記録である。両者一対のものとして読んでこそ、
良斎の全貌が明らかになると信ずる。彼の生きた時代と現代の状況との違いを超えて
迫ってくるものにふれていただければ幸いである。」まえがきより

<目次より>
・弘化二年(1845)八月十日ー草庵との出会い
・春日偶成・偶成・懐刑説/池田子敬に与ふるの書
・弘化三年(1846)五月六日ー当時の学者について、自己紹介、他
・弘化三年(1846)九月十三日ー劉念台・高忠憲について、儒学と禅について、
良斎の弘浜書院について、他
・岡田子明に別るるの序
・弘化四年(1847)正月二十七日ー儒学と禅について、春日潜庵のこと、
最近の読書について、他
・弘化四年(1847)三月十二日ー草庵作の弘浜書院記について、
良斎の経歴・家族・書院について、潜庵の劉念台評について、他
・某人に贈るの序
・弘化四年(1847)九月朔日ー潜庵作の弘浜書院図への文章について、
無我・生意など、他〔ほか〕

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