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時間は存在しない
2,200円(税200円)
過去も未来も無い！在るのではなく成るの思想
カルロ・ロヴェッリ 冨永星著
◆物理の世界では、
時間の流れは、山では速く、低地では遅いという。
禅の世界では、
橋は流れて水は流れず、という。
そしてこの本では、
時間とは、人間が生み出すもので、
そもそも時間は存在しないという。
今までの私たちの一般常識では？？？
さっぱりイメージすらできないので、
そんなことは信じられないし、
生きていく上でなんの影響もないとあっさりと
「そんなの考えたって何も意味ないじゃん！」
といってしまうことでしょう。
そんなに簡単に打ち捨てていいものでしょうか。
かつて人類は、いろんな真理を発見し、
それを現実社会に取り入れ発展してきた歴史があります。
地球は平らに見えていてそう信じていたが、
じつは丸い。
太陽は空を巡っていると信じていたが、
回っているのは私たちの方であった。
このように、ある真理の発見によって、
私たちの現実が大きく変わるのです。
しかも、時間というのは存在していないという
事実は、物理の世界ではほとんど証明されているし、
禅の世界や老荘思想でもすでに
「時間という概念はただの妄想である」
と謳っているところです。私たちは当たり前のように
『過去→現在→未来』
と流れる「時間の矢」と言われているモノを
信じて疑いませんが、
禅のお坊さんは、
「今！今！今！」とか、
「無！無！無！」などと迫ります。
なぜこんなわけのわからないことを叫ばれるのでしょうか。
それは、凡夫である私たちが、
ただの錯覚で幻想に過ぎない「時間の矢」という
概念を手放させず苦しんでいるからなのでしょう。
時間が存在しないというコペルニクス的転回が、
当たり前になったら、私たちに何が起こるのでしょうか。
まず死生観は変わるでしょう。
そして人間は過去に起きたことに
くよくよするのですから、時間が幻想であれば
過去は無くなるのですから、くよくよする
必要がまったく無くなります。
仏教では、生老病死の解決を説きますが、
人間の悩みのほとんどは、この4つから
悩み煩悶が生まれるからです。
これらも時間の概念が転回すれば解決するでしょう。
そして社会が活き活きと活動し、
個人としても長年縛られた時間からの解放によって、
真に充実した人生を楽しんで送れるのではないかと
思います。
しっかりと縦糸の読書をしている人たちは、
もうこのことに気づいています。
まだ地球が回っている、アメリカと戦争しても
勝てると信じているのは、無知極まりないこと
なのです。
この本の著書は、物理学の専門家というだけではなく、
総合知をもって、例え話や一般人を意識した
文章なので、読む者を拒絶していません。
さあ！私たちはどんどん進化の道を進んでまいりましょう！
カルロ・ロヴェッリ 冨永星著
◆物理の世界では、
時間の流れは、山では速く、低地では遅いという。
禅の世界では、
橋は流れて水は流れず、という。
そしてこの本では、
時間とは、人間が生み出すもので、
そもそも時間は存在しないという。
今までの私たちの一般常識では？？？
さっぱりイメージすらできないので、
そんなことは信じられないし、
生きていく上でなんの影響もないとあっさりと
「そんなの考えたって何も意味ないじゃん！」
といってしまうことでしょう。
そんなに簡単に打ち捨てていいものでしょうか。
かつて人類は、いろんな真理を発見し、
それを現実社会に取り入れ発展してきた歴史があります。
地球は平らに見えていてそう信じていたが、
じつは丸い。
太陽は空を巡っていると信じていたが、
回っているのは私たちの方であった。
このように、ある真理の発見によって、
私たちの現実が大きく変わるのです。
しかも、時間というのは存在していないという
事実は、物理の世界ではほとんど証明されているし、
禅の世界や老荘思想でもすでに
「時間という概念はただの妄想である」
と謳っているところです。私たちは当たり前のように
『過去→現在→未来』
と流れる「時間の矢」と言われているモノを
信じて疑いませんが、
禅のお坊さんは、
「今！今！今！」とか、
「無！無！無！」などと迫ります。
なぜこんなわけのわからないことを叫ばれるのでしょうか。
それは、凡夫である私たちが、
ただの錯覚で幻想に過ぎない「時間の矢」という
概念を手放させず苦しんでいるからなのでしょう。
時間が存在しないというコペルニクス的転回が、
当たり前になったら、私たちに何が起こるのでしょうか。
まず死生観は変わるでしょう。
そして人間は過去に起きたことに
くよくよするのですから、時間が幻想であれば
過去は無くなるのですから、くよくよする
必要がまったく無くなります。
仏教では、生老病死の解決を説きますが、
人間の悩みのほとんどは、この4つから
悩み煩悶が生まれるからです。
これらも時間の概念が転回すれば解決するでしょう。
そして社会が活き活きと活動し、
個人としても長年縛られた時間からの解放によって、
真に充実した人生を楽しんで送れるのではないかと
思います。
しっかりと縦糸の読書をしている人たちは、
もうこのことに気づいています。
まだ地球が回っている、アメリカと戦争しても
勝てると信じているのは、無知極まりないこと
なのです。
この本の著書は、物理学の専門家というだけではなく、
総合知をもって、例え話や一般人を意識した
文章なので、読む者を拒絶していません。
さあ！私たちはどんどん進化の道を進んでまいりましょう！
