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意味の深みへ〜東洋哲学の水位
1,177円(税107円)
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意味の深みへ〜東洋哲学の水位
1,177円(税107円)
『脱人間論』にて執行草舟氏おすすめの本物名著!

井筒俊彦著

◆当店大人気!執行草舟氏最新刊『脱人間論』の中で、執行草舟氏が
ご紹介のおすすめ名著『意味の深みへ』。

「東洋哲学の泰斗である井筒俊彦がその『意味の深みへ』において、「カオス」(混沌)という無と有のあいだに存在するものについて書いている。古代インド哲学のウパニシャッド的な見方では、「非有」とは、単に何かがないとか、何もないという意味ではない。我々が普通「無」という言葉で理解するような単純な存在否定の意味ではなく、それは何ものも明確な輪郭で他から区別されていない存在状態を表わしている。すべてのものが混合溶融する存在の昏迷であり、いずれがいずれとも識別されず、どこにも分割線が引けず、渾然として捉えどころのない在り方、それがカオス(混沌)である、と。
これは存在よりも無に近い。しかし、存在しているわけではない。それが、「非有」なのだ。だから、「非有」から「有」への動きは、ここでは、カオスからコスモスへの存在論的変貌として捉えられる。私はこれが宇宙の実在だと思っている。」 p100 「非有」から「有」へより

【内容紹介】
「精神的東洋」をありかを求めて、仏教唯識論、空海密教、老荘思想、イスラーム神秘主義、現代思想のデリダ、ソシュールを自在に論じた著作。著者は、意識の深層領域に拡がる意識、言語の発生源となる場を「コトバ」を名づける。「コトバ」を基軸とする思惟が東洋思想の本質であることが、次々に解明される。井筒に応答したデリダの小論文(丸山圭三郎訳)を併載。
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