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自分一人くらいやらなくてもという思いが生んだ奇跡の瞬間を描いた読みどころの多い絵本です。
せかいでいちばんやかましい音
1,210円(税110円)
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せかいでいちばんやかましい音
1,210円(税110円)
ずいぶん昔のことです。
世界で一番やかましい、ガヤガヤという都がありました。
そこでは、人々はわざわざ大きな音をだして生活しています。
なかでもとりわけやかましいのは、王子様でした。
そんなやかましいのが大好きな王子様の、6歳の誕生日が近づいたある日。
王様は誕生日の贈り物に何が欲しいか聞きました。
すると王子様は「世界でいちばんやかましい音が聞きたい」と言います。
そこで同時刻に、世界中で一斉に叫ぶことになりますが…

☆世界でいちばんやかましい音を聞いてみたいと思ったのは、
王子一人ではなかったようで、一人の奥さんの思いから起きた意外な結末。
自分一人くらいやらなくてもという思いや、自然の音に耳を澄ます静寂の素晴らしさなど
読みどころの多い絵本です。
教科書にも使われている幼年童話に近い、小さめの絵本です。
同著者の『ねむれない おうさま(瑞雲舎)』は真逆の内容なので、合わせておすすめです。
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