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第13回「読書てらこや」選定本2冊はこちら!
第13回「読書てらこや」選定本2冊セット
4,565円(税415円)
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第13回「読書てらこや」選定本2冊セット
4,565円(税415円)
第13回読書てらこや選定本!

第13回目の「読書てらこや」
9月25日(土) 9:00〜12:00 オンラインにて開催
テーマ:「発する」

センジュ出版 吉満明子さんセレクトの1冊
『まとまらない言葉を生きる』

読書のすすめ小川セレクトの1冊
詩集『聲』

の2冊セットです。

◆『まとまらない言葉を生きる』

誰の人生も要約させない。
あなたのも、わたしのも。

偉い人が「責任」逃れをするために、
「敵」を作り上げて憂さを晴らすために、
誰かを「黙らせる」ために言葉が使われるようになったこの世界で、
凝り固まった価値観を解きほぐし、
肺の奥まで呼吸しやすくしてくれるような……
そんな「言葉」との出会いは、まだ可能だろうか?

本書は、マイノリティの自己表現をテーマに研究を続ける文学者が、
いま生きづらさを感じているあなたに、そして自らに向けて綴った、
18のエッセイである。

障害者運動や反差別闘争の歴史の中で培われてきた
「一言にまとまらない魅力をもった言葉たち」と
「発言者たちの人生」をひとつひとつ紹介していくことを通して、
この社会で今、何が壊されつつあるのか、
人間としての尊厳をどのように守っていけるのかを考えていく。

■目次
まえがき 「言葉の壊れ」を悔しがる
第1話 正常に「狂う」こと
第2話 励ますことを諦めない
第3話 「希待」という態度
第4話 「負の感情」の処理費用
第5話 「地域」で生きたいわけじゃない
第6話 「相模原事件」が壊したもの
第7話 「お国の役」に立たなかった人
第8話 責任には「層」がある
第9話 「ムード」に消される声
第10話 一線を守る言葉
第11話 「心の病」の「そもそも論」
第12話 「生きた心地」が削られる
第13話 「生きるに遠慮が要るものか」
第14話 「黙らせ合い」の連鎖を断つ
第15話 「評価されようと思うなよ」
第16話 「川の字に寝るって言うんだね」
第17話 言葉が「文学」になるとき
終話 言葉に救われる、ということ
あとがき 「まとまらない」を愛おしむ

◆詩集『聲』

岐阜県恵那市の小さな出版社「あさやけ出版」さんから出版されている、
詩集『聲』。
ご覧の通り、本の作りに思いやこだわりが沢山詰まった1冊です。
本文が始まる前に、一枚手透きの美濃和紙を使用されていて、
紙の本ならではの、手で触れて、五感で感じながら、言葉との
対話ができる詩集になっています。

20年間豚を育てながら、静かに毎日を見つめてきた著者石原 弦氏の
飄々としてしずかで土の匂いがする、生活に根ざした一つ一つの言葉を是非
味わってお楽しみください。
これから詩集を読まれる方にもおすすめです。

判型:丸背上製糸かがり製本    
扉に美濃手漉き和紙を使用
ページ数:168 頁
収録作品:76 篇
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