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文明〈後〉の世界
2,860円(税260円)
文明〈後〉の世界
2,860円(税260円)
お陰様で、限定20冊分完売しました!

小野暸著

◆このコロナ騒ぎのおかげで、社会は
大きく変化する。これは、コンサルタントの先生や
コメンテーターや占い師に聞くまでもなく
明らかなことですよね。
では何がどう変わるのか?

いろんな解釈が生まれるのだろうが、
大きく俯瞰してみれば、
〈文化〉と〈文明〉の大逆転だ。その風の具合を
感じとれば、これから先の大道がみえてくる。

〈文化〉とは、精神・伝統のことであり、
〈文明〉とは、物質のこと。

私たちの国ニッポンは、明治維新から150年を
超えて、〈文明〉優先一本槍で社会を
作ってきて、その恩恵を享受してきたことを
思えば、幕末の志士に大いに感謝しなければ
ならないだろう。しかし、
いま現代に至って、その負のエネルギーが
表面にあらわれ、もう無視できない場面に
達している。 
まず一番の負は、人間がモノという物質扱いに
なってしまっていることだろう。
所謂、人間とは消費マシーンであり、
納税マシーンであればいい。権力者の
思惑には都合の良い場が出来上がっている。

しかし、Gheのパワーは
「陽極まって陰に転ず」の真理にあるように、
物質優先の社会は文化優先の社会に
ひっくり返る。その兆しは、精神を病んでいる人、
自殺者が毎年30,000人もいること等から
読み取れる。
文明以前のニッポンには、自殺者なんて
ほとんどいなかったと何かの本で読んだことがある。

〈私〉がモノ扱いにされていることに、
ふとしたことで気づけば、うつ病にもなるし、
死にたくなってしまうのは当然の帰結だろうと思う。

私たちが正気を取り戻せば、情緒豊かな
〈文化〉優先の社会がニューっと現れてきちゃう。
読書とは本来そのためにある、と言っても過言では
ないだろう。

さて、この本がそれを確信させてくれる。
2013年に発刊された本なので、出版社さんに
在庫をたずねたら、もう20冊しかないとのことで、
非常に残念でしかたない。

いま、この時代だからこそ万人に必要な書籍だ。
【心学商売繁盛塾】の選定本にもしようと
思っているので、皆様には10冊くらいしか
お分けできない。残念至極なので、
出版社さんに一応増刷のお願いもしてみます。