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お陰様で完売!借りの哲学---「恩送り」の思想は、損得を超える!
1,320円(税120円)
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お陰様で完売!借りの哲学---「恩送り」の思想は、損得を超える!
1,320円(税120円)
ナタリー・サルトゥー・ラジュ 高野優 小林重裕
◆人間が天動説から地動説に変わるような、
コペルニクス的転回を果たそうとするとき、
今の今まで、常識として疑いもないと言われるものの
中に、ある事柄が突然「異物」として現れる。
そういう「異物」が目の前に現れると、はじめは
誰もが拒絶する。しかし、少し立ち止まって、
その「異物」をながめていると、徐々に違和感が
うすれ、よりよく進むべき道が見えてくるものだ。

みなさんには、その第一発見者になっていただきたい。

さて、私たちが常識として疑わない知識の中に、
「異物」となる一冊とはこの本です。

下記に本文の一部をご紹介しましょう。


『資本主義はあらゆるものに値段をつけることによって、
《借り》を《負債》に変えることに成功した。それによって、
人々は誰かの世話になるといった《借り》から解放され、
大きな自由を得ることになった。

たとえば、学校に行くのに誰かにお金を出してもらえば、
その人に対し恩義を感じ、《借り》をつくることになるが、
銀行の教育ローンを利用すれば、恩義を感じることも、
《借り》をつくることもない。

将来、自分で稼げるようになったときに
《負債》を返済すればそれでおしまいである。
「社会的な関係」は、貨幣によって価値を測られ、
お金に換算できるものになったのだ。

「社会的な関係」だけではない。
現代の資本主義はあらゆるものをお金に換算し、
商品にしようとしている。

はなはだしい場合は、人間までが「商品」として扱われている。

それは企業で使われる、「人的資源」、「人的資本」、「人件費」といった、
いかがわしい表現からも窺うことができる。
そこで売られているのは、労働を提供する人が
自分のものとして持っている「労働力」ではない。
「労働を提供する人」自身が売られているのである。

それはともかく、資本主義が《借り》を《負債》に
変えることに成功した結果、人々はある意味で、
社会のしがらみから自由になった。だが、それと同時に、
血縁や地縁を通じて受け継がれてきた
「誰かに何かを与え、与えられた誰かがその《借り》を返す」
という《借り》のシステムを失うことになった。
それはとりもなおさず、「人間関係」を失うということである。

だが、はたしてそれでよいのだろうか?
私たちは《借り》のシステムを、《借り》が表す
「人間関係」や「文化」を切り捨ててしまってよいのだろうか?

もちろん、よいはずがない。私たちは、いまこそ《借り》を
見直さなければならない。
《借り》を見直して、もう一度、社会のなかに取り入れるのである。中略

人が自立するためには、まず誰かから何かを与えられる必要がある。
そして、しかるのちに、誰かに与えるという経験をしたとき、
人は真に自立した存在になるのである。』


そしてまたこう書かれている。


『人は他人に頼り、また他人に頼られて生きているのである。
こうして、《借り》という輪が鎖となり、人々をつないでいく。
人々は「貸し手」になったり、「借り手」になったりしながら、
お互いに依存して生きていく。そこにはもはや、
「自分は誰にも《借り》はない。だから、与える必要もない」とうそぶく、
行きすぎた個人主義者もいない。人々はお互いに依存しながら、
相互の負担を軽減し、共通の責任感を持って、社
会に貢献し、また社会から恩恵を受けるのだ。』


いかがでしょうか?
「異物」を感じるでしょうか?
しかし、私たちは今回のコロナ騒ぎで、みんながみんな繋がっていることを
体験した人も少なくないのではないでしょうか。

執行草舟氏も本の中で「恩」の最優先の思想を明らかにしていました。
私たちの誰もが、先祖からたくさんのモノを与えられています。
それを今生きているうちに返さなくてはいけません。
日本には「恩送り」という言葉が残されています。

私自身も多くの方に(本も含む)たくさんの勇気や智恵や元気を
いただいた借りがあります。それをこれからどんどん返していけるように
しなきゃならないと、この本に出会って痛感いたしました。でも、
ここに書かれている智恵に接して、もりもりと本来の気が湧き出ているようです。

「恩送り」の思想は、損得を超えたパッションを生み出します。

是非ご一読をオススメします。それとこの本は、以前もお知らせした
『地下出版』にこっそり眠っていたモノを発掘してまいりました。
定価より少しお安くなっています。そして只今現在在庫が50冊です。

定価が本来1760円の所、地下出版価格1320円です。